あなたが労働から自由になるには、いくら必要か考えたことはありますか?
一億円という話をよく耳にしますが、その根拠は何でしょうか?
一方で、老後でも余裕のある暮らしには一億円が必要という話も巷にはあります。
今日はその議論の目安となる考え方をご紹介します。
労働から自由になるために、必要な金額とは?
まず、労働から自由になるには資産所得を十分に形成する必要があります。
基本的には、必要な支出が十分に賄われるほどの資産所得が形成されているかが論点になります。その資産所得の形成をするための資産総額が必要になるということです。
つまり、年間500万円が必要であれば、年間500万円の所得が生じる仕組みができているかということです。
あなたの資産の利回りが5%とすると、1億円の収益資産があれば、年間500万円が創出され、経済的な自由が確立されていることになります。実際には一定のゆとりも必要でしょうから、ぎりぎりではなく、余裕を持たせた数値とすることが肝要です。
あなたの獲得できる利回りが低い場合、必要な資産は大きくなってしまいます。
例えば、利回りが5%(必要な資産は20倍)ではなく、4%(25倍)だとすると、上記の年間500万円の例では、1億円ではなく、1億2,500万円が必要ということになります。もし、たった2%(50倍)だとするとなんと2億5,000万円に跳ね上がります。逆に10%(10倍)の利回りということですと、5,000万円でよいことになります。
資産を積み増していくことも重要ですが、利回りを上げることがどれ程重要かご理解頂けたでしょうか?
運用利回りを高めれば、必要な金額を減らすことができる
あなたの運用の能力が高く、平均利回りを少し上げられるようになると、必要な金額を大きく減らすことができるのです。
そして、一般には規模が小さい時は、利回りの高い運用がしやすいものです。
例えば、株主優待を活用した高利回りの運用を記事でご紹介していますが、これは個人投資家には使えますが、運用資産の大きい(機関)投資家には利用できません。
また、ソーシャルレンディングも記事でご紹介しましたが、同様です。
不動産投資も資産規模が億円単位の一棟物件よりも資産規模の大きい個人投資家が手を出しにくい、小さな戸建等の方が利回りは高いです。
プロの投資家が手を出さない規模の場合、有利な商品が市場に残されているということです。
まとめ
そのため、本サイトでは安全性を確保しつつ、高利回り運用に取り組み、経済情勢の捉え方を理解し、資産運用能力を高めるという王道を推薦しています。
あなたが必要な年間支出はどの程度ですか?
本サイトの他の記事も参考にしながら、無駄を削減し、適正な支出を求めましょう。
そのうえで、自分の狙いたい運用利回りを目指し、運用の練習を始めましょう。
そして、副業等で所得の複線化を継続し、資産をどんどん増やしていきましょう。
この流れを続ければ、あなたの目標への到達速度も分かりますし、今後の戦略も立てやすくなるはずです。
そして、必要な資産所得達成への道筋がついた時に、あなたは経済的自由を達成しています。
多くの方はその後も会社員や何らかの仕事を続けますが、それは自由です。
自由意思に基づいた会社員は社畜状態と全く異なり、主体的な労働であり、労働の喜び、社会への帰属を楽しむ行為となります。
投稿者プロフィール

- 国際金融コンサルタント、投資家
- 世界銀行グループ(ワシントンDC本部、新興国現地事務所)、投資銀行(ニューヨーク、ロンドン、東京)にて勤務。 世界各国で約50の投融資案件に携わり、新興国を含む世界の金融・経済情勢に精通。自己資産は世界中のあらゆる商品に投資。世界有数のビジネススクールを卒業し、世界銀行グループにおいても世界の一流の人材と親交を深める。一方で、冒険家・旅行家として世界140ヵ国へ歴訪。傍ら、アフリカ、欧州等の大陸最高峰への登頂を果たす。
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