人生に彩を添える旅:ソロモン諸島編

皆さんはソロモン諸島がどこにあるかご存知でしょうか?

太平洋の南の外れにある島々です。

旧日本帝国はここまで領土を拡大していたことを思うと資源もない島国で、一時的にせよ、よく管轄できたものだと思ってしまいます。

ソロモン諸島への訪問者は同国政府統計局に発表によると過去5年間は毎年2万人強しかいません。

こういったあまり人が訪れない国では普段はあまりお目にかからない国連職員に会うことが非常に多くなります。空港でも水色の国連旅券(幹部は赤色)を保有しているので、すぐに分かります。

当地は日本と米国が激戦を繰り広げた地のため、沈船や戦闘機、戦車の残骸が数多く残り、観光客用に展示をされています。

観光客はやはり近くの豪州人が一番多いのですが、日本人、米国人も軍事関係者を中心にまだまだ訪問が多いようです。

私は遠く離れた大国が自分の国で戦争を始めたことをどう考えているのか現地の人に聞いてみました。

彼らは「非常に迷惑だ。自分の国で戦争をしてほしい。ただ、その後は多大な援助をしてもらって、生活の改善に大いに役に立った。また、戦争の残骸を展示しているが、これも観光収入として生活費の一部になっている。そのため、戦争がきっかけで良くなったこともある。」と話していました。

非常に前向きな考え方で、未来につながる物の見方だと思いました。長閑な島国の国民特有のおっとりとした考え方とも言えますが、物事の両面を冷静に捉えている点に強い共感を覚えました。

犠牲になった日本兵の慰霊碑も至る所にあります。

今では現地の人が管理人としてきれいに保ってくれています。

大きな碑は見晴らしの良い丘の上等にあります。手入れは行き届いており、新しい花がいつでも添えてあるようです。

高齢もあり戦争を知る人は少なくなって来ましたが、今でも多くの方が慰霊や平和への祈念のため訪れています。

私も静かに祈りを捧げるとともに、国家のために尊い命を差し出した魂に畏敬の念を覚えました。

衰退期とはいえども、大国としての地位を維持し、それなりの敬意をもって我国が扱われるのはこういった尊い犠牲があったからです。自然と静かな祈りを捧げたくなる不思議な雰囲気のある場所でした。

こういったおおらかな国では面白い経験ができます。

私は国会に見学に行きたいと押しかけてみたところ、特別に案内をしてもらうことが出来ました。

タクシーの運転手も初めてのとのことで、嬉しそうに同行しました。入り口で訪問の可否を聞いたところ、国連の職員かと聞かれたので、過去関連機関で勤務していた旨を伝えると直ぐに中に入れてくれました。

同国では北野建設の存在が大きく、国会の建設にも協力したようで、北野建設の紹介もありました。

今では熱帯の強烈な大自然とどこまでも青い海が広がっている太平洋の島々ですが、軍事兵器の残骸から悲痛な歴史がありありと蘇って来ます。

戦争の惨禍を思い出させてくれる旅となり、英霊への鎮魂の念が自然と生じる旅となりました。

投稿者プロフィール

葉山 拓哉
葉山 拓哉国際金融コンサルタント、投資家
世界銀行グループ(ワシントンDC本部、新興国現地事務所)、投資銀行(ニューヨーク、ロンドン、東京)にて勤務。 世界各国で約50の投融資案件に携わり、新興国を含む世界の金融・経済情勢に精通。自己資産は世界中のあらゆる商品に投資。世界有数のビジネススクールを卒業し、世界銀行グループにおいても世界の一流の人材と親交を深める。一方で、冒険家・旅行家として世界140ヵ国へ歴訪。傍ら、アフリカ、欧州等の大陸最高峰への登頂を果たす。

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ABOUTこの記事をかいた人

世界銀行グループ(ワシントンDC本部、新興国現地事務所)、投資銀行(ニューヨーク、ロンドン、東京)にて勤務。 世界各国で約50の投融資案件に携わり、新興国を含む世界の金融・経済情勢に精通。自己資産は世界中のあらゆる商品に投資。世界有数のビジネススクールを卒業し、世界銀行グループにおいても世界の一流の人材と親交を深める。一方で、冒険家・旅行家として世界140ヵ国へ歴訪。傍ら、アフリカ、欧州等の大陸最高峰への登頂を果たす。