人生に彩を添える旅行:モルドバ編

モルドバがどこにあるかご存知でしょうか?

ルーマニアの東にある東欧の国家の一つです。

欧州最貧困国であり、経済は疲弊しています。貧困に喘ぐ白人社会を見ることになりますが、白人社会は一般に先進国を形成していますから、その対比で違和感を覚えます。

また貧困国のため、若年人口の多くが海外に出稼ぎに出ており、街中であまり若い人を見ません。ルーマニア、イタリア等に出稼ぎに出ている人が多いようです。

そんなモルドバですが、多くの不幸に悩まされています。

例えば、国土の一部が独立を宣言し、トランスドニエストルという“国家”として分離しています。同地区ではロシア人が多いため、ルーマニア寄りのモルドバと距離を置くべく分離独立してしまったのです。

トランスドニエストルは、独自に政治、外交、軍事、国境の管理、通貨の発行をしています。国際的には独立国としては認められていませんが、国境があり、入国審査を経て同国に入国することになります。私も“入国”し、雰囲気を味わってきました。

さて、トランスドニエストルですが、巨大なレーニン、スターリン等の像があり、建物も旧ソ連スタイルで、共産主義がどんなものであったのか感じさせてくれる旧ソ連青空博物館となっています。

共産主義の空気が吸ってみたいという人は行ってみると良いでしょう。

共産主義が事実上地球上から消失した現在、その残り香を味わえる貴重な地の一つであり、肌でその感覚を味わうことができます。

ただし、国際社会に独立国として認知されていない場所ですので、何かあった時の救援活動等には困難が伴うことが予想されます。訪問を検討する場合は、リスクを十分に認識することを強く推奨します。

モルドバにはあまり観光資源はなく、普通の人が行くところではありません。ただ、上記の旧ソ連の雰囲気を味わうという意味では、非常に面白い経験が出来ると思います。

モルドバで有名なのは、貧困、人身売買、ワインであり、ワイン以外はあまり名誉なことではありません。

モルドバワインは名高く、定評があります。

現地のスーパーでは、良質のワインが安価で売られています。モルドバのワインは欧州の王室御用達の銘柄もあり、主要な産業と言っても良いでしょう。

世界銀行グループ本部に、時折モルドバに行く同僚がいましたが、ワインと地ビールを楽しみに訪問していました。

私も現地ではコストパフォーマンスが極めて高いワインと地ビールを堪能しました。

西欧の歴史と洗練された雰囲気に包まれた古都の旅も大変趣がありますが、こういった難易度の高い地域への旅にも多くの学びがあります。

平和で国家としてのまとまりのある日本では学びにくい、国家、民族、平和というものが所与では決してないことが肌感覚で分かるようになります。

教科書では学べない人類及び世界史の暗部を知る旅となるのです。

平和の尊さを理解し、綺麗ごとだけでは平和は維持しえないということが分かる含蓄の多い深い旅になるはずです。

投稿者プロフィール

葉山 拓哉
葉山 拓哉国際金融コンサルタント、投資家
世界銀行グループ(ワシントンDC本部、新興国現地事務所)、投資銀行(ニューヨーク、ロンドン、東京)にて勤務。 世界各国で約50の投融資案件に携わり、新興国を含む世界の金融・経済情勢に精通。自己資産は世界中のあらゆる商品に投資。世界有数のビジネススクールを卒業し、世界銀行グループにおいても世界の一流の人材と親交を深める。一方で、冒険家・旅行家として世界140ヵ国へ歴訪。傍ら、アフリカ、欧州等の大陸最高峰への登頂を果たす。

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ABOUTこの記事をかいた人

世界銀行グループ(ワシントンDC本部、新興国現地事務所)、投資銀行(ニューヨーク、ロンドン、東京)にて勤務。 世界各国で約50の投融資案件に携わり、新興国を含む世界の金融・経済情勢に精通。自己資産は世界中のあらゆる商品に投資。世界有数のビジネススクールを卒業し、世界銀行グループにおいても世界の一流の人材と親交を深める。一方で、冒険家・旅行家として世界140ヵ国へ歴訪。傍ら、アフリカ、欧州等の大陸最高峰への登頂を果たす。