「良い借金」と「悪い借金」との違いとは?

From:葉山拓哉

ここではお金持ちになるという観点で借金の良し悪しを論じたいと思います。

借金自体は良いことでも悪いことでもない

借金自体は良いことでも悪いことでもありません。

ただし、うまく使えばあなたがお金持ちになる速度を格段に早めてくれる強力な武器になります。良い借金を一言で論じようとするなら、資産および所得を増やしてくれる借金です。例えば、金利2%の借入金で利回り12%の投資を行うことができれば、毎年10%プラスになって来ます。これを何億円分も実行できたらどうでしょうか。まさにお金がお金を呼ぶ状態です。

「3年で資産5億円を形成する方法」というような特に不動産投資に関する書籍が多数ありますが、この仕組みを使った例です。投資資金のほとんどを借入金で賄えるとして(頭金が不要として)、利回りの高い物件を取得できれば、利回り10%超で資産が5億円分を前提とすると、年収5000万超を簡単に達成できます。果たして、こんな錬金術が、資本主義の高度に発達した現代でも残されているのでしょうか?

投資市況が弱気なのに、金融機関の融資姿勢が良好等の条件が揃い、運よく優良な投資物件を複数しかもタイミングよく確保できれば理論上可能です。

不動産市況や、融資環境の風向きが変わるまさに転換点であれば、こういった非常に有利な条件での投融資が見つけやすくなると思います。事業でも同じように倍々ゲームで急拡大していくことは可能です。これらがうまくかみ合えば最高に良い借金たりえます。

もちろん現実的にはこういった妙味の大きい投資を見つけるのは難しいですし、期間も非常に限られています。そのため、前から変化の兆しを着実に狙っていたという人に機会が訪れるというのが現実的でしょう。

さて、では良い借金をすれば安心なのかというと全くそうではありません。良い借金も注意深く管理しないと悪い借金に変わってしまうということが往々にあります。利回りが高いと想定していた物件で空室が目立ち利回りが大きく低下することもありますし、事業の業容が傾きだすこともあります。

金利を払うと何も残らないという状況では、融資を受けた意味がありません。そのため、緻密な計画に基づいた融資計画が重要になりますし、前提がかなり厳しくなった時も耐えられる余裕があるかのテスト(ストレステストと言います)も必要です。例えば、12%の想定利回りが3割、4割引きになっても何とかやっていけるかという確認をすべきです。

少しのハンドルのミスが重大な事故になる

借金は上手に使えば、あなたを非常に早くお金持ちにしてくれるでしょう。

ただ、これは高速運転と同じですから、少しのハンドルのミスが重大な事故になるということを自覚した方が良いと思います。一方で高速を使わずに目的地に着くのには時間がかかりますから、慎重にはなりながらも上手に借入金を使っていくことが重要です。

金融機関(融資の専門家)の考え方、見方を理解する

そして、借金でもう一つ重要なことは金融機関(融資の専門家)の考え方、見方を理解することです。あなたはどの金融機関でも喜んで融資したくなるような信用力がありますか?

①資金使途

まずは、①資金使途(融資の返済原資になりうるような収益を安定的に生み出しうる使途かどうか)が重要です。

②あなた自身の返済能力

また、②あなた自身の返済能力(もし融資対象が上手くいかなかった場合、あなた自身からの返済が期待されます。)も問われます。

③借入人として十分な信用

更に、③借入人として十分な信用(職歴や今までの借入履歴はどうでしょう。安定的に資金を増やしてきていましたか。)がありますか?

④担保に差し出させるようなものがある場合、担保能力

そして、④担保に差し出させるようなものがある場合、担保能力(費用・現存価値から見た積算の評価でも、収益から見た評価でも担保能力は十分でしょうか。)はどうでしょうか?

こういった質問に答えられるような準備ができていれば融資は通りやすいですし、これらを意識した行動ができていれば、お金持ちへの軌道に乗れていると言えます。

まとめ

短期間で大きな資金を形成するには、この他人のお金を利用とするというのが非常に効果的になります。

特に、自分の資金量に限界がある人は他人のお金を利用できると非常に早道となります。

投資の世界には資産が数千億円単位、兆円単位という莫大な資産家が多数いますが、まさにこの他人のお金を活用し、超速で資産を形成した人々です。

投稿者プロフィール

葉山 拓哉
葉山 拓哉国際金融コンサルタント、投資家
世界銀行グループ(ワシントンDC本部、新興国現地事務所)、投資銀行(ニューヨーク、ロンドン、東京)にて勤務。 世界各国で約50の投融資案件に携わり、新興国を含む世界の金融・経済情勢に精通。自己資産は世界中のあらゆる商品に投資。世界有数のビジネススクールを卒業し、世界銀行グループにおいても世界の一流の人材と親交を深める。一方で、冒険家・旅行家として世界140ヵ国へ歴訪。傍ら、アフリカ、欧州等の大陸最高峰への登頂を果たす。

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ABOUTこの記事をかいた人

世界銀行グループ(ワシントンDC本部、新興国現地事務所)、投資銀行(ニューヨーク、ロンドン、東京)にて勤務。 世界各国で約50の投融資案件に携わり、新興国を含む世界の金融・経済情勢に精通。自己資産は世界中のあらゆる商品に投資。世界有数のビジネススクールを卒業し、世界銀行グループにおいても世界の一流の人材と親交を深める。一方で、冒険家・旅行家として世界140ヵ国へ歴訪。傍ら、アフリカ、欧州等の大陸最高峰への登頂を果たす。