お金持ちに関する考察(どうして、誰でもお金持ちになれるのか?)

From:葉山拓哉

お金については人間の本質的な欲望であり、多くの研究書が書かれています。

米国でのロングセラーの一つに「隣のお金持ち(邦題)」というものがあります。この本では資産100万ドル(1億円程度)のお金持ちを調査しています。そこで分かったのは、必ずしも収入が高い人がお金持ちなのではなく、身の丈に応じた生活をしている普通の収入の人の方がお金持ちに多くなっているという事実です。

HIRO
えっ!お金持ちになれる人って、スーパーマンみたいな選ばれた人たちなんじゃないの?
葉山
いいえ、違います。一攫千金を当てたスーパーマン、もしくは幸運な人よりもコツコツと地道な努力を積み重ねてお金持ちになった人の方が多い。だから、HIROさんも当然、お金持ちになることが可能です。

お金持ちは給料が高い人ではない

お金持ちは給料が高い人ではない。

これは、ある意味、衝撃的な事実ではないでしょうか?

でも、なぜこのような事実になるのでしょうか?

これが正しいとすると、人並みの給与だからという言い訳は最早通用しません。高収入がお金持ちではないとするとどうすれば、普通の人がお金持ちになれるのでしょうか?

HIRO
それが一番、知りたい!

同書によると多くの高収入の人は支出も多すぎるため、資産が残らず、いつまでも馬車馬の様に働いている事例が多いとのことです。どうでしょうか、皆さんの実感に合いますでしょうか?

私の実感には非常に合います。私の見る限り、年収1,000万ではいうに及ばず、2,000万程度までは家計が火の車という家庭が多いです。年収1,000万が庶民の夢という中でどうしてこうなってしまうのでしょうか。

HIRO
年収2,000万円ももらっていて、家計が火の車!?一体、どういうお金の使い方をしているんだ?

年収が増えたからといって、調子に乗ってはいけない

まず、税制と手取りという概念を理解する必要があります。

所得税については多くの国が累進課税制度を取っています。収入が高くなれば、日本の場合半分以上が税金となり、給与総額のうち、手残りとなる割合は小さくなって来ます。この事実を踏まえますと手取りでは年収2,000万円と1,000万円の差はそこまでではありません。そのため、年収が増えたと言って調子に乗っていると全然残りがないということになってしまいます。

HIRO
そんなに税金、持って行かれるの?年収1,000万円は、サラリーマンとしてまず、目指す目標の一つだけど、それも大したことがないとすると一体、どうすればいいんだ?

税金に疎いお金持ちは少数派

税金に疎いお金持ちは少数派です。

高収入に甘んじ、税のことをあまり考えないのは怠慢であり、こういう方は高収入でもお金持ちにはなりにくいです。こういう方は税金のことを考え、領収書等と格闘する金持ちをせこいと揶揄したりしますが、これは自分の怠慢を正当化する、心理的不協和を避ける方便であることが多いと思います。

人は行動と心理が一致しないと不快感を覚えます。これを心理的不協和と呼びます。そのため、自分の行動(ここでは怠慢)を正当化するために、自分の考えそのもの(節税はせこい)を変えてしまうのです。

恐ろしいと思いませんか?こうやって、誤った思考は人を境地に思い込みます。しかし、これを逆手に取れば、思考化の力を得ることができます。

年収の増加とともに、見栄も肥大化する

また、年収が増加すると見栄が肥大化するという事例が多いかと思います。

収入拡大に応じて何か一つより高価なものをとすると、それに合わせて他の高価なものを揃えてしまうことが多くあります。合計すると非常に大きな出費になってしまいます。家、車、食事、衣服と少しずつ良いものにすることでおそらく1,000万円から2,000万円程度の増加では吸収できないほどの出費が嵩むことが想定されます。ここで教育費等も増加させると年収2,000万超でも火の車といった事態になるのです。

HIRO
なるほど。お金を持つほど、いろいろなものに使いたくなる気持ちは分かるけど(というか、そんな大金はもったことがないけど・・・)

さすがに年収が3,000万円を超える状態になるとゆとりが出て来るはずですが、給与所得を前提とすると税負担も重く、効率的ではありませんし、そもそも年収3,000万円超の仕事というのは極めて限定的です。

職種、企業、役職によってある程度収入は決まっていますし、自分の現在の立ち位置からそこに到達しうる合理的な可能性というのはある程度計算できるはずと思います。そして、当然ではありますがこの水準を達成するのは多くの人にとって残念ながら夢のまた夢という状況でしょう。

HIRO
年収3,000万円なんて、想像できるのはプロのスポーツ選手ぐらいで、他の職業では想像すらできないよ。

また、ある程度若い年齢で高収入の職業はそれ程安定性がありません。景気の波にも大きく左右されます。収入に見合った厳しいプロの世界です。そんな世界で高給が継続するという前提の生活は多くの人にとって破滅への序曲となります。安定して持続可能な生活では必ずしもないのです。

HIRO
確かに。高収入だけど、会社の奴隷のような状態で働いている人は何人か知っている。見ていて、なんだか、幸せそうじゃなかったな〜

年収500万程度の人が金融資産1億円超のお金持ち!?

一方で、年収500万程度の人が金融資産1億円超のお金持ちの(数の上では)主流であると同書は指摘しています。

堅実な暮らしをすることで一定の年齢に達した時に資産が形成されているということです。

これは私の実感にも大いに符合します。収入、支出ともに安定しているので大きな変動はないですし、着実に資産が育っていくのです。また、堅実な暮らしに加えて、着実な資産運用をしている人はこの達成速度が格段に速くなっています。

1億円の金融資産を5%で運用できると年間500万円の収入になります。これは皆さんが時間を使い労働を提供する労働所得(給与所得)と大きく異なり、時間をあまり使う必要のない資産所得です。時間を使わずに、追加で500万円が得られるというのは非常に大きな便益です。また、労働所得と違い、資産所得は一般的に課税も小さく、お金も貯まりやすいです。これが形成できれば、人生が相当変わってくるのではないでしょうか?

安定的な収入源が確立されると多くの人にとって年金等の将来に関する不安がなくなります。また、本業に支障が出た時の対応を柔軟に取れるようになります。

こういった心の隙間に入り込んでくるような負の要素がなくなると、感受性が向上します。四季の移ろいや、鳥の囀り、風の音色まで感じる余裕が少しずつ出てきます。そして、人生で自分にとって大事なことは何かということが行動の基準になって来ます。ここまでくると自分の人生の使命について考えることができるようになります。

あなたもお金の心配をするのではなく、感動と使命感のある人生を送ってみたいと思いませんか?

HIRO
ぜひ、送ってみたいです!ありがとうございます。頑張ります!

投稿者プロフィール

葉山 拓哉
葉山 拓哉国際金融コンサルタント、投資家
世界銀行グループ(ワシントンDC本部、新興国現地事務所)、投資銀行(ニューヨーク、ロンドン、東京)にて勤務。 世界各国で約50の投融資案件に携わり、新興国を含む世界の金融・経済情勢に精通。自己資産は世界中のあらゆる商品に投資。世界有数のビジネススクールを卒業し、世界銀行グループにおいても世界の一流の人材と親交を深める。一方で、冒険家・旅行家として世界140ヵ国へ歴訪。傍ら、アフリカ、欧州等の大陸最高峰への登頂を果たす。

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ABOUTこの記事をかいた人

世界銀行グループ(ワシントンDC本部、新興国現地事務所)、投資銀行(ニューヨーク、ロンドン、東京)にて勤務。 世界各国で約50の投融資案件に携わり、新興国を含む世界の金融・経済情勢に精通。自己資産は世界中のあらゆる商品に投資。世界有数のビジネススクールを卒業し、世界銀行グループにおいても世界の一流の人材と親交を深める。一方で、冒険家・旅行家として世界140ヵ国へ歴訪。傍ら、アフリカ、欧州等の大陸最高峰への登頂を果たす。