豊かな人生を送るための5つの目標

From:葉山拓哉

今回は、「使命感ある人生を送るためにまず、決めるべき5つの目標」を紹介します。

第一の目標

意識化=資産および資産所得の金額、達成時期の設定

お金にコントロールされるのではなく、お金をコントロールしよう

お金にコントロールされるのではなく、お金をコントロールできるように意識を持ちましょう。必要な資産および資産所得について達成希望時期を踏まえて決めましょう。

例えば、年収500万円の人が資産2,000万円、資産所得100万円を手に入れたい場合はどうでしょうか?

毎年収入の20%である100万円を5%で投資に回すとすると、10年間で1,257万円、15年間では2,157万円と加速度的に資産が増えていきます。これがアインシュタインにして人類最大の発明と言わしめた複利の力です。

この規模でもわずか15年で資産所得が毎年100万円を上回る水準となり、相当生活に余裕が見えてきます。

実際には毎年の収入は徐々にではあるものの増やすことが可能でしょうし、運用も経験によって、うまくなってきますので、これ以上に資産を形成することは大いに可能と考えます。

毎年お金が余るような人は上記の方法をすぐに始められますが、実際はそのような方は少数派で家計が厳しい場合がほとんどかと思います。そのため、支出の削減から取り掛かるのが一般的かと思います。

まずは、始めることが大事

忙しくて余裕がない、収入が少なすぎて前に進めないという方もいるでしょう。

多くの世界的成功者も最初は貧しく、小さく始めています。その厳しい段階を勝ち抜き、徐々に大きくなり、ある段階から加速度的に成長していくのです。

少しずつでも良いのでまずは始めましょう。少ない金額でも未来に投資しましょう。そこから始めないと永久に前に進みません。

収入が高くない人こそチャンス

また、逆説的ですが収入が高くないという人はチャンスかもしれません。

高収入の人は日々の生活に必要な資金量も多く、必要な金額を用意するのが大変です。人間は収入に応じた生活を組み始めてしまうのです。

資産所得200万で良いのであれば、4000万円あれば、5%の利回りで暮らしてしまえます。年500万円必要な人より相当有利です。

初めから豊かな人はあまりいません。豊かになっても貧しい頃の気持ちを忘れずにいられると有利に働くのです。お金があれば使ってしまうのではなく(お金にコントロールされるのではなく)、自らの意思に基づいてお金を使っていくのです。

収入の高い人も油断せずに努力を続けることが大事です。


第二の目標

鋭敏な経済感覚の養成(家計簿の整理、費用対効果を考えた支出の習慣化)

まず、自分の経済感覚の鋭敏さを確認してみてください。

すべての資産はどこにどの程度どういう形態で存在するか分かりますか?

これが具体的にわからないと自身の財務状況の把握が弱いという点で、経済感覚が弱くなってしまっています。もっと鋭敏にしましょう。

同じことは月々の収支で見るとどうでしょうか?事業を経営されている方は大丈夫と思いますが、会社員の方は特に留意してください。額面の給与だけでなく、各種控除、税金を引いた後の手取りまで収入は把握できていますか?支出についてはどうでしょうか?

気づいたらいつもお金が残らないというだけでは、お金だけでなく、人生にも何も残りません。

数字を突き詰めよう

このように数字を突き詰めて行くと必ず削減の余地があります。

無意識的に支出をしていた方は、特にその余地が大きいです。ここで思いつかなかった支出は不要と考え、見直しを図りましょう。また、簡単な家計簿をつけると効果的と考えます。この作業を繰り返していくと支出が減るだけでなく、金銭感覚が鋭敏になり、効果の高い支出活動ができるようになります。

控除や税についても関心が高まり、興味が深まってくると、社会保障制度や税制についても分かって来ます。お金に対する理解が格段に深まってくるはずです。より有利な控除や税に対する取り組み方も分かって来ますから、お金をより有効に使うことができるようになってきます。

この作業は最初だけでなく、定期的に実施しましょう。

運用が進み、資産所得が増えて来ると心の余裕が増えてきます。そうすると、以前はストレスで買っていたような無駄な支出がなくなります。また、お金の尊さもより深くわかってきますので、更に無駄が減ってくると思います。

経済感覚が研ぎ澄まされてくることで、欲しい物の質と価格にとても鋭敏になり、支出の洗練度が高まって来ます。こうなってくると、支出が大きく削減される一方で、支出から得られる効用は高まるという素晴らしい循環に入れる可能性が高くなってきます。


第三の目標

資産運用方法の確立

自分ではなく、お金に働いてもらおう

そして、手元に残るようになった費用で、投資をし、資産所得を形成していくというのが王道です。

資産所得は自分ではなく、お金に働いてもらうため、自分の時間を使わなくて良いのが素晴らしいところです。

そのため、資産所得が増えると経済的、時間的余裕が同時に生じます。そして、こういった定期安定収入が積みあがってくると将来への安心感が高まってきます。これこそがゆとりある暮らしへの第一歩です。

資産運用をして資産所得が増えてくる良い循環が発生してくると、楽しくなってきますので、この循環がますます加速します。勉強をしてどんどんと新しい試みをすることも楽しくなるでしょう。

こうなると成功への道のりはぐっと身近になりますし、加速度的になって来ます。また、自分の運用のスタイルも確立してきます。

投資をすると、買い物上手になる理由

運用、投資が分かるようになってくると、日常の支出についても良いお金の使い方かどうか分かるようになってきます。支出は究極的には費用に対してどれだけの効用が得られるかという意味で投資判断の側面があるからです。

冷静に自分の欲求と向き合えると良い買い物も出来るようになってくるでしょう。多くの人が欲しがるものを同じ時期に取得しようとすれば高くついてしまいますが、需要がない時期に取得すれば有利に取得できる可能性が高いです。

自分と社会情勢を見極めて、商品の価値を見定めることができるようになると、買い物の水準も高まるはずです。

この流れが進むとお金の使い方が洗練されてきて、自分にとって何が大切か分かるようになって来ます。ここまで到達すると余裕が出てくると同時に人生の意味をある程度意識できるようになって来ます。

よく理解できる対象だけに投資しよう

具体的な投資を何にすべきかについては各自の置かれた状況に寄りますが、よく理解できる対象だけに投資するようにして下さい。

よく理解していない対象に投資すると失敗しやすいです。多くの本を読んで勉強してから本格的に始めるとよいでしょう。

一方で、やってみないと分からないということもありますので、少額で始めてみるというのはとても良いと思います。手軽なのは少額で始められるインデックス連動型の手数料の安い投資信託もしくはETFが良いと思います。

ここで慣れて来て、勉強も深まってきた段階で株式や債券、もしくは不動産に進んで良いと思います。更に勉強を進めて、貴金属や商品というのも面白いと考えます。

*ETFとは、上場投資信託(Exchange Traded Fund)のことを表します。投資信託が証券取引所に上場しているので、株の売買と同じように証券会社を通して取引ができます。

社会的に成功したければ、社会や世界を動かすルールを知ろう

少し専門的になりますが、確定拠出型年金を税額控除分利用していない人はこちらから始めると税務上は一番有利でしょう。

こういった税務のことまで理解できるようになると非常に資産形成の速度が上がって来ます。

また、何故こういう制度が設立されたのか考えてみて下さい。政府はどういった意図を持っているのでしょうか?税というのは政府が納税者にある行動をとらせるような誘因付けをする制度です。制度設計から為政者の思考が見えるようになると皆さんの成熟度合いは高くなってきています。

そして、現状の理解、未来への見通しといった能力も格段に上がって来ると思います。現実を何も考えずに受け入れるのではなく、存在意義から理解すると社会の裏のルールが分かって来ますので、社会的に成功しやすくなります。

難易度はあがりますが、世界経済、日本経済について勉強するとより洗練された投資ができるようになります。また、基本的な金融理論を勉強すると投資の大原則についてよくわかるようになりますし、商品の値段の考え方が理論的に分かるようになるので、非常に有利になります。

これらは非常に時間のかかる作業ですが、少しずつ進めて行くと後日大きな果実を生む投資になることを実感されると思います。また、投資以外の本業等の業務でも大きく役に立つ知識となるでしょう。


第四の目標

副業(複業)の確立

さて、資産運用である程度資金のゆとりが出来たかもしれませんが、少額から始める投資だけでは残念ながら大きな資産を築くことは難しいです。

そこで、必要に応じて本業以外に副業を持つようにしてください。本業で培った力を活かせる内容でありながら、本業と直接は関わらない業務が理想的です。本業と直接関わるような内容であれば、そもそも本業にとって問題になってしまいます。

また、本業と違って大きく時間や資本を使わない業務が良いでしょう。それが軌道に乗れば、収入が複線化して来ますので、大きなゆとりが出来てきます。全く何をしたらよいか分からないという方は書店、図書館に行かれて関連書籍を読み込んでも良いと思います。いろいろなことを副業にされて、場合によっては本業以上に稼いでいる方、本業にしてしまう方がおり、新しく始める方の参考になると思います。

今、副業は簡単に始めることができる

副業に取り組むことは社会的な後押しも大きいです。そもそもインターネット環境がこれ程整う前は副業を開始する費用が高く、個人が気楽に資金も用意せずに事業を始めることは容易ではありませんでした。

今では、誰でも簡単にすぐに商売を開始することができます。また、賃金が上がらない中、豊かさを実感していくには副業が必須となり、副業を公認する企業が増えてきています。

これからは副業・副業が当たり前となる時代がやってくる

最後に平均寿命、健康寿命の長期化です。人生100年時代となり、年金受給開始は70歳以上となるのはほぼ時間の問題といった状況です。自分の人生に多様な選択肢を持つことはますます重要性を高めており、副業もしくは複業というのは遠くない将来に当然のことになる世の中が到来するでしょう。

これを機会に先手を打って、自分の人生の選択肢を増やしましょう。

本業の正しい選び方

本業の選び方も重要になるでしょう。

本業の給与が高いとしても過度に時間がかかる場合や、制約が多いようでは理想的な本業とは言えないかもしれません。

給与が順調に増えていく本業であれば良いですが、そうでない場合は副業とのバランスも総合的に考えて本業を選び直した方が良いかもしれません。

いくら高収入でも忙しすぎては他に何もできません。高収入で激務の仕事の場合は初期資金を準備するための修業期間として割り切り、大きく資金を貯めこむというのも良いかもしれません。

大事なのはあくまで人生で何をするかの総合的な位置づけであり、本業はこうでなければならないという固定観念にとらわれないことです。

付加価値の高いことに集中しよう

本業でやる業務において昔からやっていること、人から言われていることを何も考えずにやるといったことはやめましょう。総合的な意味で付加価値が高いことに集中しましょう。

本業で顧客・会社に貢献することは本業での評価・収入を上げる点で重要ですが、それに過度に時間をかけるよりは自分の副業での経済効果も総合的に考えた方が良いかもしれません。

目の前のことだけでなく、総合的な視点を忘れずに、場合によっては無駄なことはしないという意味での本業のリストラも有効になります。

自営業の方の正しい取り組み方

いわゆる自営業の方や、本業での収入の伸びが足し算的ではなく、掛け算的な方の場合は、下手に副業に時間を使わず、本業に集中した方が良い可能性が高いです。

そのような機会は限られていますし、時間的にも恵まれた状況はずっと続くものではありません。このような有利な条件で進められる副業はないでしょう。あくまで、効率が良い進め方を本業・副業を包括した総合的に判断することが大切です。

収入の伸び方は足し算ではなく、掛け算

この収入の伸び方が足し算ではなく、掛け算であることがとても重要です。効率の良さ・成長の可能性が図抜けていますので、この視点を意識して、取り組む事業を選択するようにすると良いでしょう。

資産運用を副業として取り組む方法

ある程度資産も大きくなってきた場合や、資産運用が自分に合っていると感じた方は資産運用を副業として取り組み、大きく資金をつぎ込んで取り組まれるのも良いと思います。

こちらもまずは兼業投資家から始めて、自分の適性・好みを踏まえて専業投資家にコマを進めるという取り組み方が適切でしょう。

また、ゆとりある人生を手に入れるのがあくまで目的の場合は値上がり益を追求するのではなく、配当や株主優待等の利回りを追求する方がリスクも小さく、ストレスもかからず、良いと思います。値上がり益と違って派手に利益を上げることはできませんが、安定して収益を上げることができますので、大きな副収入に育てて行くことができます。

株主優待自体は大きく儲かる投資とは言えないことが多いと思います。

しかしながら、皆さんが必要な物品を受け取ることができる場合は現金支出を大きく削減することができ、皆さんの生活向上の後押しをしてくれること請け合いです。

また、前述の配当狙いと同様で値上がり益狙いに比べるとリスクも限定的です。例えば、食品をもらえれば、その分食費が浮きますし、クオカードであれば現金と近い対象になります。

こういったいろいろな手法を組み合わせて皆さんの盤石の資産基盤としていきましょう。

資産所得で生活するようになると投資の尊さを実感できます。週2-3回は外食が無料になり、お米も全く買う必要がなくなったら皆さんの生活はどれ程変わるでしょうか?相応の経済的余裕が生じるのではないでしょうか?

お金の悩みから解放されれば、時間の価値に気づくことができる

これらの過程を通して、お金について鋭敏になるととともに、お金でどうしたいかというより根本的な質問への回答が頭に浮かんでくるようになると思います。

また、お金を得るためにかかる時間も分かるようになると思いますので、どのくらいの時間が使えるのか、自由時間はどのくらい欲しいのか、いくらぐらい稼ぐのが効率的なのかといった大事な点が明確になり、人生が有利に進められるようになります。

時間をある程度かければお金が生まれるという実感を持つことが出来れば、自分の時間の価値を経済的に理解することが出来るようになります。

この段階になると、自分の時間が有限の価値の高いものという認識が生じますので、時間の有難みが分かり、より時間を大切に使えるようになって来ます。自分の時間を使うに値することが分かるようになり、自分が本当にやりたいこと、使命が見えやすくなってくるのです。


第五の目標

自身の使命、成し遂げたいことの確認

これまでの作業を突き詰めていくと使命感ある人生というものが見えてきます。

最初は自分の目的を大まかに定め、生活を見直すという地味な作業を繰り返すだけなのですが、この作業の繰り返しが大きな意味を持っています。経済感覚が研ぎ澄まされてくるだけでなく、自分の嗜好まで明確になって来ますので、より効用の高い人生を送れるようになって来ます。そして、経済的なゆとりも少しずつ生まれてきます。

上記の1-4の過程を何度もより精度・規模をあげて繰り返して行くようにしましょう。

定期的に見直しをするのを忘れないようにしましょう。ある程度成果が出てくるとうれしくなり、もっと頑張りたくなりませんか?

時折、自分の今までの努力を振り返り、ここまでの歩みを誉めてあげましょう。意欲というのはずっとは維持されません。波があります。そんな自分の弱さも受け入れながら、少しずつでも良いので前に進んでいきましょう。

時間的・経済的余裕を持つと新たに、見えてくる世界がある

時間的・経済的余裕を持つだけでも大きな意味がありますが、それ以上に人生の意義を見出せる素晴らしい機会だと思います。更に、時間的、経済的な余裕が出来ると今まで見えなかった世界が広がって来ます。

大自然の躍動等、新たな感動に気付くようになります。そうやって五感が研ぎ澄まされてくると、自分の関心が高いことが見えてくるようになります。こうして、各自の使命というものまで気づけるようになって来ると思います。

ある程度安定的な収入ができ、資産も一定規模に達すると追加的に収入が増えるに従い、一時金で資産が増大した時に得られる効用も限定的になって来ます。つまり、お金からくる喜びが限られてきます。その代り、何を人生でしたいのかといったことを問うようになってくるのです。

そして余裕が出てくると不満ばかりの人生から感謝する人生に変わって来ます。

たとえ、高所得の家計でも大きな支出を抱えていると余裕がなく、ストレスの高い生活となってしまいます。一方で、それ程の所得はない家計だとしても余裕があれば、あらゆる機会に感謝することができます。

「余裕」は「豊かな人生の時間」へとつながっている

余裕があれば、貨幣に感謝し、労働に感謝し、楽しい機会に感謝し、明日に将来に祈るといった豊かな時間が生まれるのです。そして、そういった生活が続くように現在を見直し、将来に投資するという循環への努力を払う余裕が出てくるのです。早くこの循環に乗れるようにまずは第一歩を力強く踏み出しましょう。

まとめ

ここまで読まれた方は真剣に自身の将来について考え、努力を継続できる方だと思います。

資本主義の経済成長も各国で行き詰まりを見せ、政府・中央銀行も打つ手が限られてきています。その一方で、中東・アフリカを除く殆どの国で少子高齢化が問題となり、将来的な財務状況が大きく危惧される状況となって来ています。

これは日本だけの問題ではなく、世界中で起こっていることです。その中でも我が国日本はその重要な問題についても世界の最先進国の一つです。そのため、これだけ平和で豊かな社会を形成している一方で将来への不安を抱えた国民が極めて多く、充実した毎日を送る障害になっていると感じています。

この厳しい社会状況の中で豊かさを実感するには自助努力が不可欠です。

皆さんは将来を見据えた感動のある毎日を送る未来に歩み続けてください。

投稿者プロフィール

葉山 拓哉
葉山 拓哉国際金融コンサルタント、投資家
世界銀行グループ(ワシントンDC本部、新興国現地事務所)、投資銀行(ニューヨーク、ロンドン、東京)にて勤務。 世界各国で約50の投融資案件に携わり、新興国を含む世界の金融・経済情勢に精通。自己資産は世界中のあらゆる商品に投資。世界有数のビジネススクールを卒業し、世界銀行グループにおいても世界の一流の人材と親交を深める。一方で、冒険家・旅行家として世界140ヵ国へ歴訪。傍ら、アフリカ、欧州等の大陸最高峰への登頂を果たす。

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ABOUTこの記事をかいた人

世界銀行グループ(ワシントンDC本部、新興国現地事務所)、投資銀行(ニューヨーク、ロンドン、東京)にて勤務。 世界各国で約50の投融資案件に携わり、新興国を含む世界の金融・経済情勢に精通。自己資産は世界中のあらゆる商品に投資。世界有数のビジネススクールを卒業し、世界銀行グループにおいても世界の一流の人材と親交を深める。一方で、冒険家・旅行家として世界140ヵ国へ歴訪。傍ら、アフリカ、欧州等の大陸最高峰への登頂を果たす。